最近、「大学生でもFXで稼いでる人がいるらしい」「バイトより効率いいかも…」と考えている学生は増えています。
しかし、学生がFXを始めるには一定の条件やリスクへの理解が必要です。
また、未成年(18〜19歳)や学生という立場ゆえに注意すべき点も多数あります。
本記事では、「学生でもFXはできるの?」「どう始めればいいの?」「やって大丈夫?」という疑問に答えながら、安全な始め方と注意点を徹底的に解説します。
- FXとはどんな投資か、学生でも安全に始められるのかが分かる
- 学生がFXを始めるための基本条件と手順が理解できる
- FXで失敗しないために必要な知識・リスク管理・成功ポイントが学べる
- SNSやネット情報に惑わされず、堅実にFXを始めるための考え方が身につく
- 学業や生活に支障を出さない、安全な資金管理や運用方法がわかる

今回の記事ではFXの始め方と注意点についてご紹介していくよ!
学生でもFXはできるの?
結論から言えば、大学生・専門学生など「20歳以上の学生」であれば、基本的にFXを始めることが可能です。
ただし、未成年(18〜19歳)や高校生の場合は制限があるため注意が必要です。
年齢層 | FX取引の可否 | 補足 |
---|---|---|
高校生以下(〜17歳) | 不可 | どの業者でも開設不可。親名義でもNG。 |
18〜19歳(未成年) | 条件付き | 一部業者で「親の同意」があれば可能な場合あり |
20歳以上の学生 | 可能 | 本人名義でFX口座を開設・取引できる |
未成年者との金融取引は、法的なトラブル(取消権など)を避けるため、金融機関側が契約を制限しているのが主な理由です。
特にFXは投資リスクを伴うため、年齢確認が厳格に行われます。
また、仮に親の同意なしで無理に始めた場合でも、後から契約が無効になるリスクもあるため、自己判断で始めるのは絶対に避けましょう。
多くのFX業者では、20歳未満は「口座開設できません」と明記されています。
逆に言えば、20歳を超えていれば学生でも社会人と同じ扱いで始められるということです。
FX口座を開設する基本条件
FXを始めるには、誰でも自由に口座を作れるわけではありません。
金融取引である以上、各FX会社では年齢・本人確認・金融資産などの条件を設けています。
特に学生の場合、年齢や職業、本人確認書類の提出などに注意が必要です。
項目 | 条件の内容 |
---|---|
年齢制限 | 原則20歳以上(18〜19歳は親の同意が必要な場合あり) |
居住地 | 日本国内に居住していること |
本人名義 | 口座は本人名義のみ(親や他人の名義はNG) |
職業・収入状況 | 学生でも可。アルバイト収入や仕送りなどの自己資金があることが望ましい |
本人確認書類 | 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの顔写真付き公的身分証が必要 |
マイナンバー提出 | 2016年以降、マイナンバー(通知カード・個人番号カード)の提出が必須 |
銀行口座の登録 | 出金先として自分名義の銀行口座が必要(FX会社と同じ名義でないと不可) |
投資に関する理解 | 簡単な知識テストや確認事項に同意が求められる(自己責任で取引できること) |

LIGHT FX、外為どっとコム、みんなのFX などは、学生や初心者に人気のある業者です。
FXって何?学生が知っておくべき基本知識
「FXって何となく聞いたことはあるけど、詳しくは分からない…」という学生は多いはず。
ここでは、FXの基本的な仕組みや特徴、株や仮想通貨との違いなどを、これから投資を始めたい初心者にも分かるように解説します。
FX(Foreign Exchange=外国為替証拠金取引)は、異なる通貨を売買して利益を得る投資のことです。
株は「企業の価値」を売買しますが、FXは「通貨(お金)そのもの」を売買する取引です。

FXは「ギャンブル」ではなく、理論とルールを守って運用する金融商品です。
学生がFXを始める前に知っておくべきリスク
FXは、うまく使えば少額から利益を狙える魅力的な投資手段です。
しかし、特に学生にとっては、始める前に必ず理解しておくべきリスクがいくつかあります。
これらを知らずに始めてしまうと、思わぬトラブルに発展したり、生活に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
資金管理が甘いと一瞬で資金がゼロに
まず第一に、FXでは少ない元手で大きな金額を動かす「レバレッジ」という仕組みがあります。たとえば1万円の資金で10万円分の通貨を取引できるようになり、一見すると効率的に見えます。
しかし、価格がわずかに逆方向に動いただけで、数千円〜1万円の損失が出ることも珍しくありません。
学生のように資金に余裕がない人は、たった一度のミスで口座の残高がゼロになってしまう「強制ロスカット」のリスクが非常に高いのです。
メンタルへの影響は想像以上に大きい
FXは感情に左右されやすい投資です。
利益が出れば嬉しくなって無計画に取引を増やし、損失が出れば「取り返さなきゃ」と焦って冷静な判断ができなくなる。
このように、FXではメンタルのコントロールが非常に重要ですが、経験の浅い学生がそのプレッシャーに耐えるのは簡単なことではありません。
実際、相場が気になって授業中もスマホでチャートを確認したり、夜遅くまで取引して生活リズムが崩れたりと、学業や健康に悪影響を及ぼすケースも見られます。
SNSの「儲かってる風」情報に惑わされやすい
SNSやYouTubeには、まるで誰でも簡単に稼げるかのようにFXの成功体験を語る投稿が溢れています。
「大学生でも月10万円」「社会人を超えた収入」などの甘い言葉に惹かれてしまう気持ちはわかりますが、現実はそう簡単ではありません。
中には誇張された演出や、アフィリエイト目的でFX口座開設を誘導する投稿もあり、実態と大きくかけ離れていることが多いのです。
本当に稼いでいる人ほど、堅実にリスクを管理しながら長期的な視点でトレードしています。
SNSで見たキラキラした成果だけを信じて始めると、現実とのギャップに苦しみ、損失を出してやめてしまうパターンが非常に多いのです。
法律・家族とのトラブルにも注意
学生であっても20歳を超えていれば、自分の名義でFX口座を開設して問題ありません。
ただし、18歳〜19歳の未成年の場合は、業者によっては親の同意が必要となる場合があります。
勝手に口座を開設したり、親の名義を使って取引をするのは明確な規約違反であり、発覚すれば口座凍結や損失の責任を問われる可能性もあります。
また、FXで損失が出たからといって、親や友人に借金を申し出たり、奨学金を無断で使ったりするのは非常に危険です。
自分だけでなく家族や周囲を巻き込むトラブルになるケースもあるため、慎重に判断する必要があります。
学生がFXを始める手順【20歳以上向け】
20歳を超えた大学生・専門学生であれば、FXを始めることは法律上もFX業者の規約上も問題ありません。
とはいえ、いきなり本番の取引を始めるのは危険です。
ここでは、初心者でも安心して一歩を踏み出せるFXの始め方を5つのステップで解説します。
ステップ①|まずは「FXとは何か」を理解する
FXは「外国為替証拠金取引」という名のとおり、通貨を売買して利益を狙う投資です。
ただし、レバレッジやスプレッドなど、株や積立とは違う仕組みも多いため、最低限の用語やルールは事前に勉強しておくことが重要です。
たとえば、「円安・円高って何?」「ロスカットとは?」「スワップポイントってなに?」といった基本が分からない状態で始めると、いきなり損をして挫折してしまう原因になります。

書籍・YouTube・公式サイトの学習コンテンツから、1日30分でも勉強を始めましょう。
ステップ②|デモ口座で無料体験してみる
いきなり自分のお金を使うのではなく、まずは「デモ口座」でFXを体験してみましょう。
デモ口座は、実際の相場と同じ環境で仮想マネーを使って売買できる無料サービスです。
デモ取引をすることで、「注文の出し方(成行・指値・逆指値など)」「損益の出方」「相場の動きに対する感覚」などをつかむことができ、本番で焦らない土台作りになります。

デモ口座は主要なFX会社(LIGHT FX・外為どっとコムなど)で簡単に申し込めます。
ステップ③|信頼できるFX会社で口座開設する
いざ本番の取引を始めるときは、必ず国内の金融庁登録済みFX業者を選びましょう。
学生でも安心して利用できる会社の特徴は以下の通りです。
実際に学生や初心者に人気があるFX会社の一例
FX会社 | 特徴 |
---|---|
LIGHT FX | 1000通貨から取引可能。操作がシンプルで分かりやすい |
外為どっとコム | 初心者向けの学習コンテンツが豊富 |
みんなのFX | コスト(スプレッド)が業界最狭クラス |

口座開設時には、本人確認書類(マイナンバー・運転免許証など)と本人名義の銀行口座が必要です。
ステップ④|少額でリアルな取引をスタート
口座開設が完了したら、いよいよ本番の取引が可能になりますが、ここでも重要なのは「無理のない範囲で、最小ロットから始めること」です。
おすすめのスタート方法
- 1回の取引額を5,000円〜1万円以内に抑える
- 初心者向けの「ドル円(USD/JPY)」通貨ペアで練習する
- 最初は「成行注文」でシンプルに取引する
実際のお金を使ってみると、デモ口座とは違った緊張感があります。
感情に流されず、ルールに従って行動することが何より大切です。
ステップ⑤|トレード記録をつけて振り返る
FXで成長するには、「取引結果を分析して改善する」ことが欠かせません。
学生であれば、ノートやGoogleスプレッドシートなどで、自分のエントリー・決済・理由・結果を記録しておくと良いでしょう。
こうした振り返りをすることで、次のトレードの精度が確実に上がります。

「トレード日記」は、成功するトレーダーの多くが実践している習慣です。
学生がFXで成功するためのポイント
FXは、通貨を売買することで利益を得る仕組みですが、ギャンブルではなく「技術と習慣の積み重ね」で勝てるようになる投資です。
特に時間と資金が限られている学生は、焦らず、コツコツと学びながら実践していくことが大切です。
FXを始めたばかりの頃は、「勝つこと」よりも「学ぶこと」を優先しましょう。
どんなに勉強していても、最初から勝ち続けることは不可能です。むしろ「どうして負けたのか」を考えることこそが成長の鍵です。
失敗=損失ではなく、自分の成長の材料。
この視点を持てるかどうかで、続けられる人と挫折する人が分かれます。
FXにおいて最も重要なのは「自分で決めたルールを守る力」です。
どれだけ分析しても、感情に流されてその場の判断でトレードしてしまうと、いつか大きな損失を出します。
学生にとって最もやってはいけないのは「いきなり大金をかける」こと。
少額でもトレードはできますし、1000通貨(数千円)で十分学ぶことができます。
むしろ、最初は利益より「相場の動きに慣れる」「取引に慣れる」ことを目的にすべきです。
また、利益が出てもすぐに取引額を増やさず、「資金管理」と「継続できるペース感」を重視することが、長期的に見れば成功への近道です。
自分の取引を後から見返すことで、感情のクセや分析ミスが見えてきます。
毎回、「なぜエントリーしたのか」「どこで損切り・利確したのか」「結果はどうだったか」などを記録するだけで、自分だけの“教科書”ができあがっていきます。
成功するトレーダーほど、「振り返りと修正」の習慣を大切にしているものです。
SNSやYouTubeでは、爆益報告や派手な成功体験が目につきやすくなっています。
しかし、そのほとんどは「たまたま運が良かっただけ」だったり、誇張された内容だったりすることが多いのが実情です。
FXは「自分との勝負」です。他人の利益に惑わされず、自分のペースでコツコツ続けることが何より大切です。
奨学金・クレジットカード・親のお金など、「本来自分のものではないお金」でFXをするのは絶対にNGです。
リスクを取るのは構いませんが、その損失を背負える範囲でなければ、冷静な判断はできません。
最初は月に1万円以内の余剰資金でも十分。「負けても生活に影響がない範囲」で始めることが、冷静な判断力を維持するポイントです。
まとめ|学生でもFXはできる。でも焦らず、慎重に。
FXは、20歳以上であれば学生でも自分名義で合法的に取引を始めることができます。
少額からスタートできる点や、スマホで完結できる手軽さは、学生にとっても大きな魅力です。
正しく使えば、経済や金融についての理解を深め、自分でお金を増やす力を身につける貴重な学びにもなるでしょう。
しかしその一方で、リスクの大きさ、資金管理の難しさ、そしてメンタルへの負担も決して軽くはありません。
ネットの「簡単に稼げた」という声に踊らされず、まずは学ぶこと、少額から始めること、そして何より継続して振り返る姿勢を大切にするべきです。
「なんとなく儲かりそうだから」ではなく、「将来のために投資の力をつけたいから」という理由でFXに取り組めば、それは単なるお金儲けではなく、自己成長の手段になります。
焦らなくて大丈夫です。正しい知識と経験を一歩ずつ積み重ねていけば、きっと将来の選択肢が広がっていきます。
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